ヒメコウゾ
Broussonetia kazinoki (クワ科 コウゾ属)
- 分布: 本州、四国、九州(奄美大島まで)、朝鮮半島、中国南部
- 丘陵から低山の林縁や道ばた、荒れ地に生育する、樹高2~5mの落葉高木。
- 樹皮は褐色で狭楕円形の皮目が目立つ。長い枝はややつる状にのびる。
- 本年枝にははじめ短毛が密生するが、のちに少なくなる。
冬芽
- 冬芽は卵状三角形。褐色で無毛の芽鱗が2個ある。側芽は枝に圧着してつくのが特徴。
- 葉痕は偏楕円形で左右の肩に托葉根がある。
果実
- 6~7月に橙赤色の果実が熟す。集合果である。
- 毛があって舌ざわりや口当たりが悪いが、食べられる。



用途
- 古くは和紙や織物の原料に利用された。